明後日の日曜日の午後に「基礎教理」を学ぶクラスがあり、第一回目の学びとして「聖書」を取り上げます。日本語訳ですと2000ページに及ぶ「旧約聖書と新約聖書」を「契約」という観点でA4一枚のプリントにまとめるとどんなに感じになるかと思い、執筆してみました(参考:内田和彦『「聖書は初めて」という人のための本』)。↓色々と説明不足ですが、A4一枚に、というチャレンジとして大目に見てください^^;
詳しくは明後日の基礎教理クラスで。
旧約聖書と新約聖書
「旧約」とは「旧い訳」のことではなく「旧い契約」のことです。
「新約」も「新しい訳」のことではなく「新しい契約」を意味します。
聖書は「契約の書」です。
旧約聖書(旧い契約とは?)
聖書は天地創造の記録から始まります。この世界を造られた神は人間もお造りになりました。しかし、人は神に背いて罪を犯してしまいました(創世記)。それでも神は人を見捨てませんでした。今から4000年ほど前、神はアブラハムという人を選んで、彼と契約(祝福の約束)を結びました。神はアブラハムを祝福し、その子孫を祝福し、その子孫を通して世界中の人々を祝福する、と約束されました。このアブラハムの子孫がイスラエルの民(ユダヤ人・ヘブル人)です。
紀元前15世紀(約3500年前)、神は、モーセの時代に国家として形成されたイスラエルの民に「十戒」を与え、契約を更新されました(出エジプト)。
イスラエルの民はパレスチナに定住すると、王政時代を迎えます(約3000年前)。神は2代目の王であるダビデに対して約束を与え、契約を更新されました(サムエル記)。神は「ダビデの王位は永遠に続く」と約束してくださいました。しかし、ダビデの孫の世代になると王国は北王国イスラエルと南王国ユダに分裂してしまいました(列王記・歴代誌)。神に対する不信仰の罪の故に、北王国は紀元前8世紀、南王国は紀元前6世紀に滅亡してしまいました。
混沌とした時代にあって神は預言者を遣わされました。預言者エレミヤは、神がやがて「新しい契約」を結んでくださる日が来るということ、その新しい契約によって「完全な罪の赦し」が与えられるという神の一方的な恵みに基づく約束を宣言しました。
新約聖書(新しい契約とは?)
約2000年前、旧約聖書の時代に繰り返し語られ、更新されてきた約束・契約が、イエス・キリストの来臨・十字架・復活において実現しました。アブラハムの子孫・ダビデの子孫として生まれたイエス・キリストは、アブラハムへの約束の通り世界に真の祝福をもたらす救い主となり、ダビデへの約束の通りに神による永遠の支配(神の国)を実現されるお方です。復活されたイエス・キリストは弟子たちに再臨の約束と福音宣教の使命を与えて天に昇られ、聖霊を遣わしてくださいました。聖霊が、信じるひとりひとりの内に宿ることによって、神の律法が心に刻まれました。聖霊を受けた弟子たちは教会を形成し、福音をあまねく宣べ伝えるために世界に遣わされていきました。このように、かつて与えられ、更新された契約は、イエス・キリストによって成就しました。ですからイエス・キリストの登場とともに「新約聖書」が誕生することになったのです。
またまた頂いたドリンクチケットで駅前タリーズ
今日はコーヒー飲み過ぎのため
珍しくロイヤルミルクティー
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