2012年7月19日木曜日

2012年07月18日 祈祷会 ヨナ書研究⑦

昨晩の祈祷会でヨナ書研究がひとまず終了しました。

全7回というのは、山上の説教が1年かかったことを思うとあっという間です。

以下、7回目の資料がダウンロードできるリンクです。

https://docs.google.com/open?id=0B6Ftt1XiK6SNb0JxZkhjVG52Mzg

近日中に1回目から7回目までの資料をまとめたファイルをダウンロードできるようにしたいと思っています。

しかし、ヨナ書のクライマックスは印象的です。

主は仰せられた。
「あなたは、自分で骨折らず、育てもせず、
 一夜で生え、一夜で滅びたこのとうごまを惜しんでいる。
 まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。
 そこには、右も左もわきまえない12万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか。」
                                                ヨナ書 4章10~11節

主が、イスラエルにとっては敵国である罪深きニネベの民を赦してしまわれたということを受け入れられず、憤るヨナに対する神様の問いかけでヨナ書は閉じられます。

この問いに、ヨナがどのように答えたかは記されていません。

このヨナ書の著者はヨナ自身であるか、
あるいは彼の話を聞くことができた彼と同時代の人物であると考えることができます。

そうであるならば、やはりヨナはこの最後の問いを受けて、
ニネベに対する神様の愛が如何に深淵なものであったのかに気づかされ、
とうとう、その奇しい御旨を受け入れるに至ったのではないかと想像できます。

最終的に、主に、正しい応答ができたのであれば、そこまで記してヨナ書を完結させればよかったのに……

そのように考えてしまいそうになりますが……、

やはり、ヨナ書が、心を閉ざすヨナに対する主の問いかけで閉じられているということには意味があるのだと思います。

ヨナはどうしてヨナ書を問いかけで結んだのか?

恐らくは、後の日に本書を読むであろう読者たち(つまり、私たち)が、
本書を閉じる前に、預言者ヨナとともに、主に応答することができるように、
との期待が込められた結びなのだと思います。

読者自身が、
主に向けて心を開き、その深淵な御旨、すなわち、
「世界の民に対する際限のない神の愛」を心に刻むようにと招かれているのだと思います。
 

「ともに主の愛を心に刻もう」

そのように語りかけるヨナの声が聞こえてきそうです。

本書で提示された世界の民に対する神の愛こそが、宣教の働きの出発点であることを覚えつつ、
ヨナ書の学びをひとまず終えたいと思います。

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